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本ウェブサイトは、第二言語としての日本語のライティングの中でも、特に「ナラティブ」に焦点を当てた日本語のナラティブ作文評価のための教師用支援サイトです。「ナラティブ」は、「ある一連の出来事を時間軸に沿って展開する文章」(田中・阿部2014:38)だとされていますが、ナラティブ作文では、出来事を順序立てて説明することに加え、出来事に対する心情・評価を描写することも求められます。
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本ウェブサイトは、2019-2023年科学研究費補助金プロジェクト(研究課題番号:19H01274)で開発した、第二言語としての日本語のナラティブ作文評価のためのフローチャート(FC)とルーブリックを掲載しています。また、FCに合わせた点数別サンプル作文も用意しています。サンプル作文は、主に東南アジア(タイ、ベトナム、インドネシア)の大学で日本語を学ぶ学習者によって書かれたもので、一部ハンガリーの日本語学習者のものも含まれています。
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FCは、ライティングを評価する際の各要素の優先順位(階層性)を決め、段階的に評価していく方法です(田中他2018)。FCを使うことで、見るべき項目・順序が固定され、評価の方向性を一致させることができます。また、効率よく評価でき、時間の短縮にもつながります。そのため、複数の評価者がいる場合や、大量の作文を短時間で評価する場合に効果的です。
<FCの活用例>
➢大量の作文を短時間で評価する場合
➢同じコースを複数の教師で担当する場合
➢学習者への作文指導:どの部分を改善すれば、よりよい作文が書けるかを指導する
学習者自身の気付きを促す
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それぞれの教育現場に合わせて、適宜FCかルーブリックを選んでお使いください。
参考文献
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田中真理・阿部新(2014)『Good Writingへのパスポート―読み手と構成を考えた日本語ライティング―』くろしお出版
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田中真理・坪根由香里・佐々木藍子・影山陽子・阿部新(2018)「ライティング評価におけるフローチャートの開発:評価の一致を目指す場合」、Book of Abstracts, Venezia ICJLE 2018 平和への対話、289-290.
利用規約
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教育においては自由にお使いください。
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本ウェブサイトで公開されているフローチャート(FC)、ルーブリック、点数別サンプル作文等を研究で利用し、研究成果や知見を公表する場合は、JSPS科研費19H01274で開発したものを使用しての成果であることを明らかにしてください。
科研メンバー(2023年8月現在)
坪根由香里(代表者:大阪観光大学)
影山陽子(山梨学院大学)
数野恵理(立教大学)
トンプソン美恵子(東京大学)
お問い合わせ・連絡
メールアドレス:goodnarrative2019★gmail.com(★を@に置き換えてください)